【シャープのマスクを一般消費者に売らない理由】衝撃!シャープのマスクはいくら?~補助金の国内マスク増産と、大量の輸入マスクで下落し落ち着くのは5月末~
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<補助金の国内マスク増産>
2月より続くマスク不足に終止符!
5月末にはマスクの流通が落ち着き、マスク不足が無くなるという。
<大量の輸入マスクで下落し落ち着くのは5月末>
「政府は3月25日までにシャープなど15件の事業者を対象に補助金を出し、
マスクの増産を後押ししている。」
とのこと。
その根拠にこのデータがあります
マスク不足のため国民生活安定緊急措置法が施行されましたが、市販のスーパーやドラックストアーでの「マスクゼロ」は未だに続いております。こうした中、重要なのが実際のマスク生産の8割を占めた中国での市場生産価格です。 ウイルス騒動前は、1枚3円・4円であった原価が、今ではいったい「いくらなの?」という状態が解明できない限り、国内の市場価格がハッキリとしません。こうした中、企業向けの記念品販売を手掛ける株式会社スリーズコムでは、中国生産工場からの売り込みがあり、1枚仕入れ原価が、中国工場手渡しとして、「1枚24円」であったことを報告します。
さて、ここで気になるのがマスクの原価です。
ウイルス騒動前は、マスク1枚3円・4円の仕入れ値でありましたが、
コロナウイルス騒動後、4月1日時点での「時価」はいくらなのか?
マスク1枚24円
あるデータより
2000枚でUS$で0.22です。
1ドル110円の円相場として、「110円×0.22=24円」となります。
こちらは、現地受け取りなので、国際送料代も含まれておりません。
<一番安い不織布マスクで1枚24円の仕入れ値の現実>
世界的なマスク不足が加速されておりますが、中国国内では感染予防が一段落し、
生産工場が稼働しております。
このため、もともとマスク製造の8割を占める
中国国内から大量のマスクの売り込みが現在あります。
現在このような通販サイトも出てきています。
<マスク専門販売コーナー>
そして話題に新しいニュースとして
あの電機メーカーで有名なシャープがマスクを生産するというのはよく聞く話かと思います。
【動画】シャープがマスク生産開始
「時期はお話しできませんが、経済産業省から、
マスク生産の要請をいただきました。
クリーンルームを持つ私どもであればできるのではないか、と」
クリーンルームとは、温度や湿度を保ち、
外部からのゴミが極力入らないよう室圧を制御した部屋のこと。
生産が三重工場に決まった理由は、
「液晶ディスプレーを作っている工場なのでクリーンルームがあるうえ、
使用していないスペースもあったからです」
マスクの生産が始まったのは、3月24日。
「商品名は『不織布マスク』。非常にシンプルですね(笑)。1箱50枚入り、個別包装はされていません。当面は日本政府に優先納品します。シャープ製のマスクが実際どこで使われているかは、私どもは把握していません。でも、いちばん必要なところに届いていると信じています」
ドラッグストアやスーパーでは買えないの?
「予定はありません。日本政府への納入が落ち着いた後に、当社のサイト(シャープココロライフ)で販売予定ですが、時期や価格は未定です。いち早く、みなさまにお届けしたいのですが……」
今回はシャープのマスクを購入するとしたらいくらになるか考察してみましょう。
シャープのマスクはいくら?
そんなわけで
- マスクの原価率
- 配送によるコスト
- 広告による経費
などを踏まえて算出していきます。
あるシャンプーのメーカーは、大体原価10%と言われています。
それに加え、配送によるコストが30%
そして広告、デザイン等の営業経費で60%ぐらいです。
その結果、あるシャンプーの値段が
(今回はボトルタイプ490ml)
830~990円 という計算が成り立ってます。
これをマスクの値段に当てはめてみましょう。
マスクについての告知
https://cocorolife.jp.sharp/mask/
SHARP COCORO MEMBERS
https://cocoromembers.jp.sharp/sic-front/
今回シャープでは、
「ドラックストアでは売らない」との事ですので
シャープココロライフという自社サイトのみの販売を想定します。
まず、政府経由で医療関係に提供されているマスクの価格についてですが、
マスク1枚当たり約9円の補助金が出ているそうです。
すなわち原価が約24円としたら
24-9=約15円がマスク一枚当たりの原価になります。
今回50枚組ですので、原価+配送コストのみ(政府からの委託の為、営業経費は無しと仮定)
15×50=750円という事になり、これに輸送コストが約600円かかったとしたら
シャープ製国産マスク50枚入り1350円という事になります。
これはあくまで儲け度外視の価格であり、実際納品されている価格は不明です。
そして、実際販売される場合は
補助金は関係なくなりますので、これがマスクの原価に乗ります。
(1枚当たりの原価24円)
先歩のシャンプーの原価が10%と想定して
配送料+もろもろ経費で約30%と想定します
(1枚当たり72円の配送コスト)
配送コストも一括ではなく、各個人への配送と想定すると
これとは別途輸送コストが約600円。
(あくまで最低価格として概算)
自社のオンラインサイトで販売されるので、
広告費などはほとんどかかりませんが、サーバー費などで10%かかるとします。
(1枚当たり諸経費+24円)
原価10%+配送コスト30%+営業経費10%
合計50%
通常に売り出される金額よりは認知度を上げるための広告を打ち出す必要がないので
ドラックストアなどで並ぶよりも半額近く安く入手することは出来ますが
ここでマスクの価格についてです。
実際売り出される金額は1枚当たり
1枚当たり原価24円
1枚当たりの配送コスト72円
1枚当たり諸経費24円
24+72+24=120円が1枚当たりの価格となります。
そして今回50枚組なので
120×50=約6000円
すなわち、シャープの公式サイトでの売値は
50枚入り約6000円となるわけですね。
まとめ
なぜシャープは
売る予定はありません!
と言い切ってるかというと
今の時期ならともかく、通常時で1枚当たり40円で買えるマスクを
誰が好き好んで1枚120円で買う?って話ですね。
あまり公に販売出来ない理由はそこにあると思います。
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