岐阜、長野に一時「大雨特別警報」飛騨川などで氾濫(20/07/08)
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九州や岐阜県、長野県に大きな被害をもたらした梅雨前線の影響で各地で被害が出ています。
風に加えて激しい雨が打ち付けた岐阜県。大量の水は川に流れ、濁流となって街を襲います。鵜飼い(うかい)で有名な長良川も増水して川沿いの歩道には水があふれ、波に漂う観覧船の乗り場も冠水しています。梅雨前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大雨に見舞われた岐阜県や長野県。気象庁は8日午前6時半以降、相次いで大雨特別警報を発表しました。岐阜県下呂市の24時間雨量は観測史上、最大となる414ミリを記録。これは、7月平年の1カ月分の雨量を超えています。岐阜県や長野県などを流れ、伊勢湾に注ぐ木曽川水系の飛騨川などでは河川の氾濫が見られました。また、同じく木曽川水系の加茂川も・・・。氾濫した川の側で作業を行っている人の姿もあります。小屋に取り残されたとみられるヤギが担がれたりボートに乗せられたりして救出されました。その数は62匹にもなったといいます。建設会社を営む男性の自宅兼事務所は午前8時半ごろ、土砂崩れに襲われたといいます。男性はたまたま自宅にいなく、無事でした。
一方、長野県内でも木曽川や犀川が一時、「氾濫危険水位」に到達し、いつ氾濫してもおかしくない水準に達していました。上田市の依田川では増水した川に取り残された作業員1人の救出作業が行われました。また、松本市上高地に続く国道158号線が土砂でふさがれ、観光施設などの従業員や宿泊客288人が孤立状態となっていますが、ライフラインは確保されているということです。
岐阜や長野で出されていた大雨特別警報は午前11時40分に大雨警報に切り替えられましたが、気象庁は河川の氾濫や土砂災害など引き続き警戒を呼び掛けています。
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